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秋の花火(篠田節子)★★★☆|ダーク(桐野夏生)★★★☆|
13階段(高野和明)★★★★|家族狂(中村うさぎ)★★★★★|
残虐記(桐野夏生)★★★★|赤い月/上・下(なかにし礼)★★|
パイナップルの彼方(山本文緒)★★★☆|クールキャンデー(若竹七海)★★★★
紙婚式(山本文緒)★★★★|プラナリア(山本文緒)★★★☆ .
秋の花火 ★★★☆
(篠田節子/2004年/309ページ/文藝春秋)
 全5編の短編集です。
1つ目は『観覧車』(小説推理、19997年8月号)。
初対面のイケてない男と女が、観覧車に閉じ込められる話。ラブストーリーです。と言ってしまったら、ネタバレかしら?
まぁ、驚きも面白さも、ときめきも無いラブストーリーでしたけど。
2つ目は『ソリスト』(オール読物、2004年2月号)。
篠田節子お得意の、クラシック音楽関係です。
ロシアのピアノ演奏家が舞台で奏でる『ショパン・ワルツ第14番ホ短調』に乗って、彼女の人生が浮かんでくるのですが、ワタクシこの音楽を知らないはずなのに、迫力を凄く感じました。
篠田節子の音楽小説に、いつも理解不能状態に陥るのに、これはな〜んかちょっと感動したのですよ。
3つ目は『灯油の尽きる時』(オール読物・1999年2月号)。
介護に疲れた女性のお話。
で、ワタクシ泣いてしまいましたわ。想定範囲内(←今年の流行語、使ってみたよ)っていうか、想像つく展開なんだけど、悲しすぎて痛かったです。
4つ目は『戦争の鴨たち』(オール読物・2002年2月号)。
アフガニスタンに行こうとした、バカな「写真家」と「小説家」のお話。
題名の『鴨』がテーマになってて、これも想定範囲内なんだけど、そこそこ面白かったですわ。
5つ目は『秋の花火』(オール読物・2003年9月号『セカンド』改題)。
これも一応、音楽関係なんだけど、篠田節子節は出てこない、普通のクラシック演奏家達のお話になってます。
有名な指揮者とアマチュア演奏家達が、第2の人生に向かって歩いていく様子をそっと語ってる様な気がしましたわ。『秋の花火』って題名がぴったりきましたもの。
そんな私の秋の花火は、いったいいつ頃、灯るのかしら。
とりあえず今の希望は60歳ぐらいかなぁ。
そんな感じで、『観覧車』以外そこそこ楽しめました。
軽めの短編集としては、良いんじゃないでしょうか。
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ダーク ★★★☆
(桐野夏生/2002年/519ページ/講談社)
ミロシリーズ第5弾!!なのですが、これは1作目【顔に降りかかる雨】2作目【天使に見捨てられた夜】にあったような探偵ミロが活躍する小説では無く、その後のミロの人生を一緒に歩んでいく物語になっています。
獄中にいた成瀬の帰りを待っていたミロは、成瀬が彼女に手紙を残し死んで行った事、そしてその手紙が今父善三の元にある事を後で知ります。途方にくれながらもミロは、病気で死を目の前にしながら北海道で目の不自由な久恵と住んでいる父善三の元に向かいます。
冒頭【四十歳になったら死のうと思っている。現在三十八歳と二ヶ月だから、あと二年足らずだ。】から始まるミロワールドは、かつてミロが一瞬でも心を通わせたトモさん、父善三と同棲していた久恵、父の元友人の鄭らに追われ、韓国人の除鎮浩(ソ・ジンホ)と出会い生と死と愛を体感する事で、大きく方向転換していきます。
愛の行き場を無くした人間は怖いっていうか、自分に開いた穴を埋める為に相手を平気で突き落とすっていうか、自分が生きていく為に平気で寝返りまくるっていうか裏切りまくるっていうか、ダークなダークな人間達が勢揃いしておりましたわ。
人間落ちるとこまで落ちたら、本能が理性を遥かに超えて何でも出きちゃうみたいですね。特に久恵は、貴志祐介のホラー【黒い家】に出てくるおばさんとダブっちゃうぐらい、恐ろしかったですもの。
あとミロの今を知るべく、過去にあったミロと母と善三との関係、ミロの母の死、除鎮浩の登場により、韓国の南北戦争後の光州(クアンジュ)事件(←1980年に市民と軍が争い、全斗煥(チョン・ド・ファン)将軍(後の大統領)が光州に戒厳令を敷き、市民達を徹底弾圧した)等の話も盛り込まれています。ミロの話から、韓国のまったく知らない歴史【光州事件】が出てきたのには、ちょっとびっくりしましたけど♪
そんなこんなのダークでよりハードなミロワールド。沖縄に渡った彼女達はいったいどこに進んで行くのでしょうねぇ。次回が楽しみですわ。
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13階段 ★★★★
(高野和明/2001年/315ページ/講談社)→2004年文庫化
第48回江戸川乱歩賞受賞作品です。
死刑制度に問題を投げかけながら、死刑囚の冤罪を晴らしていくサスペンスドラマです。 中盤まではちょっとタラタラして退屈でしたが、後半からは怒涛のように話が二転三転して、かなり面白かったですよ。
死刑の有無に疑問を投げかけながら、死刑制度自体には反対をしていない刑務官(←刑務所で犯罪者達を管理してる人)は、 服役を終え刑務所から出る20代の青年に、ある死刑囚の冤罪を晴らしてみないかと、話を持ちかけます。
もし冤罪を晴らすことが出来れば、依頼人から弁護士を通じて1人1000万円の成功報酬をゲット出来ると(←ちょっとうま過ぎるよね)。
その事件は二人の老夫婦を惨殺したものでした。問題はその死刑囚に事件当時の記憶が無く
状況証拠しか残っていなかったのです。
ある日彼はいつもの独房で13段の階段を思い出します。事件当日に13段の階段を登っていたと思い出したのです。
その記憶を頼りに、探偵もどきの二人は捜査に入ります。 しかしその現場には誰も知らない青年の過去と密接に繋がる何かがあったのでした。
死刑執行のタイムリミットまで約3ヶ月。二人は果たして死刑執行を阻止する事が出来るのかぁぁぁぁぁ!!
って感じで後半がかなり面白いです。中盤まで退屈だったのは、死刑執行までの手続き説明や、 青年の犯した事件の説明、死刑囚の犯した殺人事件や、その冤罪を晴らすための素人捜査、などバラバラと伏線がちりばめられていき、話の本筋が見えにくかったような気がするからです。
でも後半、元刑務官が自分の過去を語りだした辺りから、死刑制度の有無を考えさせられ、なおかつ事件はスリラーさながらの展開で走っていきます。
まぁ、偶然が重なりすぎてる感もありますが、このスピード感でいくつかの糸が1本に綺麗に繋がっていくのは、結構ドキドキして面白かったですわ。
死刑制度に関してですが、これは人それぞれ考え方が違いますよね。でも『死』の前に立ったものじゃないとわからない”何か”がきっとあるのは間違いないでしょう。
でも基本はサスペンススリラー?なので、あまりそこ(死刑制度)に大きな期待をもたずに、読まれたほうがいいかもしれませんわよ♪
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家族狂 ★★★★★
(中村うさぎ/1997年/188ページ/角川書店)→1999年文庫化
ジャンルはサイコホラー。でもテーマは家族愛。
『恐怖の中に愛がある』って物が好きな私にとっては、最高の1冊になってしまったようです。
主人公の男は、霊感などまったく信じないハードボイルド小説家で、
超人気作家ではないけど、そこそこ一人暮らしできる程度の収入は得ていて、
家族とは何十年も音信不通です。
ある日、自分の家のトイレに見ず知らずのおじさんが出現!
主人公は、自分を見失う事も無く4人家族の幽霊と同居する事になります。
で、色々あって、ミザリーさんのファンレターが気になりつつも、主人公は執筆活動に専念できたのですが・・・?!
ドラマは彼の過去の記憶から現在へ、サイコホラー爆発しながらどこまでもコメディータッチで急展開していきます。
最高です!泣けますわ。
最初、ファンタジー系だと思って読み始めたので、『笑わせてくれればいいや』って感覚で読み始めたんですよ。
半分ぐらいまでは思ったとおりユーモアたっぷりの幽霊話でしたわ。 すると途中から、
(ネタバレ→過去の殺人事件やら、精神異常者やら、家族愛)まで出てきて、
本当信じられないくらい、裏切られてしまったのですよ。
推理小説という点から見ると、あまり楽しめないのかもしれませんが、
愛と感動のホラー小説と思えば、最高に素敵な作品です。
私はサイコホラー作品にもかかわらず、後半泣きまくっていましたもの。
あぁ、映画化して欲しいなぁ。
『バトルロワイヤル』や『黒い家』を映画化するんだったら、こういうのも有りでしょ。
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残虐記 ★★★★
(桐野夏生/2004年/221ページ/新潮社)
ある女性作家が、約20年前に体験した出来事を『残虐記』という本にして失踪します。
それは10歳の少女の誘拐監禁事件。
1年もの間その男と暮らし、そこで何が起こり何が二人の間で生まれたのか。
開放された後、好奇の目にさらされた少女は
それをどのように乗り越えていったのか。
作者『小海鳴海』はたんたんと語っていきます。
監禁中、隣の部屋には耳の聞こえないヤタベさんが住んでいました。
彼女の唯一の救いであった彼が
(ネタバレ→自分達を知っていて壁の穴から覗いていたかもしれない?)
という事実は、彼女にどうのしかかってきたのか。
それを知らない周りの人たちは、この事件をどう想像していったのか。
両親は家族はその状況にどうやって耐えていったのか。
人間って人の不幸を覗き見たい気持ちってありますよね。
ワイドショーなんて典型的かも。
で、わからないことは想像して面白おかしくして、『可哀相な人』『性格の悪い人』とか
全然その人のことを知らないのに想像力たくましく作り上げてしまう。
その場にいないのに、その人としゃべった事も無いのに良くも悪くも決め付けてしまう。
実際の本人の気持ちなんて無視しながら。
でも人間は想像力のある生き物であり、それを使えば現実逃避も出来る。
そして想像の中で、事実を作り上げる事も出来る。
ここでは主人公の生方景子は、作家『小海鳴海』となって生きていきます。
(そう考えると作家さんは、最適な職業なのかもしれないですね。)
事件から20年経って受け取った犯人の手紙から、彼女はどう変わったのか。
彼女の鎧が取れた時、彼女はどの方法でそこから逃げた?のか。
『私のことはゆるしてくれなくてもいいです。 でも、私も先生をゆるさないと思います。』
〜本文より〜
やっぱこの深い暗さ、考えれば考えるほど良いですね。
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赤い月(上・下) ★★
(なかにし礼/2001年/(上)252ページ(下)269ページ/新潮社)
日露戦争の後、不景気になった日本。結婚し北海道で暮らしていた森田一家は、
夢の国?満州に渡ります。
妻、波子の元彼(軍人さん)のおかげで、だんなさんの酒屋さんは大成功!
めっちゃリッチな生活をしてたんだけど、昭和20年8月
主人の勇太郎が出張している時にソ連軍が満州に攻め込み、中国人が暴動を起こします。
波子は長女の美咲と次男の公平を連れて、死に物狂いでそこから逃げます。
生きる為に何もかも捨てて・・・。そして終戦。
ストーリーは波子を中心にして進んでいきます。
今で言うフェロモンいっぱいの女なんですよ。
結婚して子供がいても、男に色目を使う波子を非難している子供達。
これだけならただの馬鹿みたいなんだけど、決して馬鹿じゃない。
子供達と自分が生きる為に、死に物狂いでがんばっているんです。
この時代に『生きる為ならなんだってやる!』って凄く強くてかっこいいじゃないですか。
それを『いやらしい人』と子供達に言わせてるのは、なんなんでしょうねぇ。
かっこいい女のはずなのに、中途半端にしたたかでいやらしい女を描いてような気がするんです。
強くてしたたかな女の細かな気持ちの揺れなんて、まったく感じられなかったんですもの。
まあ終戦前後の満州を描いてる作品が少ないので、
その時代の満州を感じられたことは良かったかもしれないかな。
でも小説としては、かなりむかつく作品でしたわ。
セックスの場面も『はははは・・・・』って乾いた笑いがいっぱい出てしまいましたもの。
おじさんが書くとどうしてああなっちゃうんでしょうねぇ。やだやだ。
せっかく満州が舞台なんだから、
フェロモンいっぱいのしたたかなかっこいい女じゃなくて、男が主役か
満州を主役にしたほうが、戦争の重さを感じられて良かったんじゃないかしらね。
(書けない女像はやっぱ書かないほうがいいよ。)
読んでから時間を置けばおくほど、嫌な作品になってしまいましたわ。
ドラマ『赤い月』の感想はこちらをどうぞ
(※ネタバレです)
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パイナップルの彼方 ★★★☆
(山本文緒/1995年/279ページ/角川文庫)(1992年1月/宙出版)
山本文緒さんが大人向けに書いた始めての小説です。
この頃から彼女はひそかに凄かったんだなぁ。
主人公、深文は入社して3年目になる銀行員。
同僚はお局先輩だけ。深文は
彼女の機嫌だけとり、彼女の仕事の領域に入らないようにして
いい関係を築いていました。なのに要領のいい嫌な後輩が入社してきて、
その関係をずたずたに切り裂いていっちゃうの。
賢くっていやみで意地悪な奴って、いなさそうでめっちゃいるのよねぇ。
そんな二人に組まれたら、ハルだったらもうそこにいれないわ。
親友のなつ美は幸せな結婚をしたはずなのに、嫁姑問題から家庭がぎくしゃくしてきて、
ストレスがたまって、彼女の環境がおかしくなっていきます。
もう一人の親友、月子は転職を繰り返し、彼氏とも長続きせず
、何かを求めてハワイに行きます(でもなんとなくわかるよ)。
『ハワイで英語を勉強する』っていう理由で、学校に通う予定だったんだけど、
そこで新しい彼氏が出来、新しい仕事も見つけ、良くある話だけど
学校に行かなくなっちゃうの。月子は幸せいっぱい!・・・のはずなんだけど、
ある事件が起きて・・・。彼女の環境も、またおかしくなっていきます。
昔同じ学校に通って、同じように笑ったり泣いたりしてた友達が、
それぞれ違う幸せを見つけたはずだったのに、
どこからか歯車が狂って、不幸せになっていく。
どこにでもありそうな20代の悩みを、明るいタッチで軽く読ませてくれます。
赤川次郎系小説系だから、ちゃんと銀行で事件も起こしてくれますわよ。
一応、それがメインですから。
でも山本文緒のいいところはそこじゃないんで、
あえて、つっこんで書かないでおくわね。
(赤川次郎が好きな人は、ストレスうんぬんなんて考えず、どんどんコバルト文庫気分で読んじゃってください♪)
そして読んだ後、ハルは
『深文のように我慢しすぎず、月子のように投げやりにならず、
なつ美のようにうちにこもらず、したいことを人に迷惑かけないように、
一生懸命がんばって生きていきたい』と思うのでした!最後のこの3人のようにね♪
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クールキャンデー ★★★★
(若竹七海/2000年/160ページ/祥伝社文庫)
短編推理小説なんだけど十分楽しめます。めっちゃ面白いですよ。
中学2年生の女の子『渚』が送る最悪の夏休み。義理のお姉さんが病院でなくなって
何故か大好きなお兄ちゃんが殺人事件の容疑者になっちゃう。
本当の犯人を見つけるぞ!と犯人探しもちょっとはするけど
それより家族や友情やちっちゃな恋愛なんかがちりばめられていて、良いです。
それに最後はびっくりして本閉じちゃうぐらい、ちゃんと推理小説もしてるのですよ。
こんなに短いのにめっちゃ盛りだくさん。お勧めです♪
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紙婚式 ★★★★
(山本文緒/1998年/245ページ/徳間書店)
怖いよ〜、痛いよ〜、沁みるよ〜。
『土下座』『子宝』『おしどり』『貞淑』『ますお』『バツイチ』『秋茄子』『紙婚式』
8話の短編集です。
どの作品もそれぞれ良いです!
結婚して生活してみないとその人の本当の姿が見えない、っていうか見せない
からそれが見え出した頃にお互いがどうやって問題を解決していくか、
逃げ出すか、隠したままにしておくか・・・。
情報が多すぎて『幸せ』が何か見えにくい時代なのかもね。
もっとシンプルに考えたほうがいいのかも。
本当に山本文緒さんって、
今何がしたいかわからない人を描くのがすっごく上手いよ。
『土下座』は土下座をして意中の人と結婚した男性が
結婚してあげた、と思ってる表面的には怒らない女性と暮らす結婚生活。
『子宝』は何にも知らない(教えてもらっていない)お嬢様が
恋愛ではなく親の都合で政略結婚した時の始めての苦しさ?
『貞淑』は働き者のお茶屋さんのおかみさんが
折り合いをつけた結果の幸せ?な結婚生活。
この3本は二人で一緒に成長しなかった夫婦の今。
それと逆に一緒に成長しようとして、無理して理想の夫婦を演じたものが
『おしどり』。
我慢のしすぎはいけませんね。
『ますお』はその我慢が慢性的になった男性の裏の顔。
題名のとおりこの男性は『ますおさん』なんだけど
この男性の我慢は女のハルから見ると『もっと早く言えよ!』って感じもする。
でも『秋茄子』のような裏の顔もあるし、一概には言えないわね。
この夫婦の努力はいい方向に進めばいいと思ったわ。(最後に涙出ちゃったもの)
やっぱり我慢はいけないよ。
『バツイチ』はバツイチ同士の恋愛。
経験はプライドと勇気を無くすものなのかもしれないね。
『紙婚式』は婚姻届を提出しなかった理想?の同居結婚生活の結末。
『紙』がどういう意味を持つかは当人同士の問題じゃないかとは思うわ。
結局、二人がどんな時に『幸せ』と思うかは二人が育てていかなくっちゃ。
昨日のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』のラストのように
彼女の笑顔を見て幸せと思える自分になりたいわね。
でも我慢は駄目よ♪(笑)
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プラナリア ★★★☆
(山本文緒/2000年/文藝春秋))
人生が見えなくなった5人の男女の物語。
主人公たちはほんの些細なきっかけで、自分の居場所に疑問を持ち始めます。
『これで本当にいいの?』『自分はここにいるべきなの?』
考えれば考えるほどわからなくなっていく。いらいらしたり周りがうざかったり。
自分でも整理できない気持ちが自分を意固地にしていく。
そして悪循環にはまっていく。
『乳がんの手術を受けた元OL』、『がんばりすぎて離婚された女』、『がんばっているつもりの主婦』、『プロポーズが嬉しくなかったOL』、『離婚後脱サラした男』。
みんな今の自分がわからなくて、
あせったり人に当たったり息してるだけだったり・・・・。
そんな言葉に表しにくいジレンマをやさしく解説してくれてます。
先は見えない話ばっかりだけど、心の奥にじーんときちゃいますよ。
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