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美人になりたい〜うさぎ的整形日記〜(中村うさぎ)★★★|
愛か、美貌か〜ショッピングの女王4〜(中村うさぎ)★★★☆|
うさぎとくらたまのホストクラブなび(中村うさぎ・倉田真由美)★★★☆|
オヤジどもよ!(中村うさぎ)★★★☆|
さびしいまる、くるしいまる。(中村うさぎ)★★★|変?(中村うさぎ)★|
ダメな女と呼んでくれ(中村うさぎ)★★★|人生張ってます(中村うさぎ)★★★|
屁タレどもよ!(中村うさぎ)★★☆|
うさぎの行きあたりばったり人生(中村うさぎ)★★★★★|
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 右の写真は、プチ整形で奥菜恵に変身した中村うさぎです。
ちょっと小太りのサモハン・キンポから、見事に綺麗なお姉さまに変身ですわ。
『愛か、美貌〜ショっピングの女王4』にも書かれてますが、
ホスト通いにはまってしまった中村うさぎは、若いオナゴを目の前にしたおかげで「もっと私も美しくなりたい!」と開眼してしまい、雑誌『25ans(ヴァンサンカン)』のスキンケアとプチ整形でどれだけ綺麗になれるかー!企画にはまってしまいます。
で、猪突猛進と申しますか、早速流れのままに中村うさぎは、『25ans』が薦める『レチノール+ビタミンC』の15日間集中スキンケアを実施。
そして目の睫際(上まぶた粘膜)に手彫りのアートメイク(これが強烈に痛いらしい)も敢行。
さらにはプチ整形と称する『ボトックス』を顔に注射。
ちなみに『ボトックス』ってのは、筋肉の動きを緩慢にさせて皮膚を伸び縮みしにくくさせ、結果、額・眉間・目尻等のシワを目立たなくさせるみたい。でも運が悪いと毛細血管に針があたって、内出血する事もあるそうで、殴られたような痣が1、2週間残っちゃう事もあるそうです。まぁその時は、笑って乗り切るしかないようですが。
そんなこんなの雑誌25ans企画も無事に終了し、ホッと一息ついたと思ったら、中村うさぎ、次は女性セブンの『プチ整形でこんなに変わりましたー!使用前使用後徹底比較!!』ってな企画にのっかり、タカナシクリニックの高梨真教氏の処方によって、めきめきと変身していったのです。
まず、表紙の写真にある『奥菜恵』に変身するべく、顔中ボトックスとヒアルロンサンを注入しまくり、目の下の膨らみ『涙堂』を作り、目も埋没方で二重の手術をします。
これでも大分変身したと思うのですが、主治医の高梨氏の押しに負け(ネタ的に魅力的だったせいもあるかと思うが)、さらに耳横にメスを入れ、耳下腺浅筋膜も一緒に引き上げるSMAS法(よくわからないが)とかいう施術をし、唇にボトックスまでも入れ、セクシーな大人の女性に変身したのです。
確かに巻頭の写真は、めっちゃ綺麗。
表紙同様、ヘアメイクの山本浩未さんと、カメラマンの萩庭桂太さんの技術があってこそ!だとは思うけど、それをさっぴいてもフェイスラインが以前とは違って、めっちゃ綺麗になってたわ。
でこの本は、そんなこんなの企画を振り返って、『ホストクラブなび』でも登場されてる親密度高そうな深澤真紀氏との対談方式をとり、本音トークで書かれています。
もちろん題名にあるように、手術で顔が良くも悪くも変わっていく様子を、不安や期待が入り混じった日記(ア〜ンド使用前使用後の写真)として残してくれてもいます。
なので、「整形して美しくなりたいけど、なんか怖いなぁ」って考えてる人にとっては、広告的過大評価無しで信頼して読めるんじゃないかしら。まぁ私にとってはホストクラブ同様、手の出せない領域だけどね(金が無いから考える余地無し!って感じよ)。
その他として、女性誌によく登場する『大高博幸氏』(なんか素敵)、タカナシクリニックの高梨真教氏(マイペース)、精神科医の春日武彦氏(ちょっとうざい)との対談もありますが、これはそんな期待しない方がいいかも。
とにかくこの本は、プチ整形を受けた人の隠れた不安や喜びを感じられる貴重な1冊なのは確か。こういうの、ありそうでなかなか無いものね。
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愛か、美貌か〜ショッピングの女王4〜 ★★★☆
(中村うさぎ/2002年/228ページ/文芸春秋)→2004年文庫化
 ショッピングの女王第4弾!
今回は2001年9月から2002年10月までのエッセイです。
この時の中村うさぎは、買い物依存症からホスト通いに華麗なる転進をし、毎夜(毎朝?)ホストクラブに来る若いギャルを見続けたおかげで、若さを手に入れるべくプチ整形まで手を出してしまっております。
どこまでやるんだ、中村うさぎぃ。
まず最初は、ホスト春樹との出会いから始まります。
『ダメな女とよんでくれ』のあとがきで少し触れられていた、ホスト春樹の登場です。
しかし、週間文春を読んでる読者層に分かりやすく書かれているせいか、この本を読む前にほとんどの春樹ネタを読んでいたせいか、私にとってはあまりインパクトのあるものではありませんでした(ホストクラブに行った事も無いのに、知らぬ間に耳年増になってるのかもしれん)。
とはいえ、ホストクラブで「ブーブー・ノリコ」とオヤジギャグを連発してた中村うさぎには、十分笑わせてもらいましたが。
そして中盤辺りから、題名に出てくる女性の欲望〜美貌〜へと話は展開していきます。
「浜崎あゆみの顔は決して美人では無い!と」発言してひんしゅくを買い(私もブスだとは思わないが、美人だとは思わない)、福田和子の変身願望に興味を持ちながら、自ら『コスメ』→『プチ整形』へと大胆に挑戦し、徐々に華麗なる変身を遂げていく中村うさぎ。
美人と若いはイコールにならないと、これもまた自らの経験で納得する中村うさぎ。
っと、大筋ではこんな感じですが、間にちょこっと書かれてある『馬主席』エピソードで、ピンヒールと強い風邪に翻弄される中村うさぎが、かなり可愛かったですわ。 やっぱり好きだぜっ、中村うさぎ♪
最後に、中村うさぎの変化を楽しむ為には
『愛か、美貌か〜ショッピングの女王4』⇒『オヤジどもよ!』⇒『さびしいまる、くるしいまる。』⇒『愛と資本主義』と読み進めた方が良いと思います。
って言うのも、今まで同様この時の中村うさぎは借金地獄に陥ってる為、1年間に出している本数がめちゃ多いのです。
もちろんリアルタイムのエッセイだから、かぶってる話が多いのよね。
で、やっぱ楽しむ為にはまず笑いネタから♪って事で、こんな感じで並べてみました。ご参考までに。
あっ、そして参考書として、ホストクラブに関しては『うさぎとくらたまのホストクラブなび』、プチ整形+本格的メス入れ整形に関しては『美人になりたい』に書かれていますので、その辺の事をもっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ☆
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うさぎとくらたまのホストクラブなび ★★★☆
(中村うさぎ・倉田真由美/2002年/253ページ/角川書店)→2005年文庫化
みなさん、ホストクラブという名前は聞いた事があると思いますが、ほとんどの人が行った事は無いと思います。私も間違いなくその一人。中村うさぎがホストの春樹にはまらなければ、私は絶対この本を手にする事は無かった。っていうか男前は好きだけど、労力使って大金はたいてまで見ず知らずの男と話したいと思ったことが無いのですもの。
しか〜し、『最近テレビで過去のNo.1ホストがテレビによく出てくるよなぁ。行きたいとまでは思わないけどどんなシステムになってるんだろぅ。やっぱめっちゃぼったくられるのかなぁ・・・』などと考えた事があるワタクシにとって、どの情報番組よりもわかりやすいホストクラブの指南書でございましたわ。ってこれ読んでも絶対、ホストクラブには行かないけどね。
これは『週間女性セブン』で2002年1月から8月まで連載された、3人(作家−中村うさぎ氏、マンガ家−倉田真由美氏、企画会社社長謙編集者−深澤真紀氏)のホストクラブ巡り珍道中、くらたま氏の一言二言マンガ、及び後日談としての対談集となってます。
では念の為、紹介されたホストクラブを挙げときますわね。
・歌舞伎町【トップダンディ、愛本店(1部)、イブ、ロマンス、アッシュ、ルリス、ID、キャスティングクラブS】
・六本木【プレイヤーズクラブ ディオス】 ・池袋【クレイズ】
・浅草【ニューナイト東京(1部)】 ・西川口【E・S(エス)】
・横浜【エロス】 ・川崎【ゲラン】 ・小平【トップスター】
・大阪【NO-BUSHII(ノブシ)、アクア】
・千葉【ADUSAM(アデュサム)】 ・名古屋【エクラ、トップダンディ】
・札幌【パラダイス、メンズキャバクラ太郎】
・福岡【サーカス、ハーレム】 ・沖縄【B's(ビーズ)、ステイ】
これらのお店の批評を、うさぎとくらたまが『ハンサム度、面白度、怒り度』に分けて5段階評価しております。
ホストクラブって物は大体深夜1時頃から営業が始まって、3時4時頃にやっとNo.1ホストがやってきて、朝の7時ごろまで営業してるそうですよ!おくさん!!
それらホストクラブ初心者の為の『深沢社長のホストクラブ講座』が巻末に載せられておりますので、一般ピープルの我々にとっては必需品かもしれませんわよ☆(って私は絶対行かないけど・・・←しつこいって)。
で、本書で私がすっご〜く興味を持ったのは、ホストクラブとはまったく関係の無い地方のおいしいお店紹介だったのです!
ではグルメの3人が絶賛するお店や食べ物の数々(ってちょっとだけど)をご紹介。
・札幌【金寿司/札幌】、【キッチンケプロン(洋食屋)のポテトバーグ(ジャガイモと挽肉のハンバーグ)と羊蹄コロッケ(ポテトコロッケ)/月寒】、【しんせん(和食)の海の幸山の幸フルコース(名物はじゃが豆腐)/ススキノ】・・・お土産(千歳空港?)→『煉瓦屋のふたくちーず、根室缶詰の鮭缶、ユニレックスの燻製卵のスモッち、根室缶詰のほっき貝缶』
・大阪【丸本のスッポン/千日前】
・名古屋【叶の味噌カツ丼/栄】、【蓬莱軒のひつまぶし/熱田】、【鳥正(居酒屋)/栄】
・沖縄【ひかり食堂のてびち(豚足の煮付け)】、【山本彩香の琉球料理】・・・お土産→『沖縄アップルマンゴー、歩のサーターアンダギー』
ふっふっふっ、この情報だけでも読んだ甲斐ありますよ。まずは大阪のスッポン料理から行ってみようかー!!って外食する金が、な・・い・・・。
来年の冬まで(←弱気)には小金を溜めてスッポン食べに行かねば!!
ってホストクラブの話は!?(だから絶対行かないって!!←ホント?>私)
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オヤジどもよ! ★★★☆
(中村うさぎ/2002年/242ページ/フィールドワイ)
『屁タレどもよ!』の次に切ったのは、オヤジ達だったーー!!
と言ってもオヤジ化している中村うさぎ、それほど切れるわけはございません。常識はずれのオヤジを披露しつつ、そのオヤジ達に同情や同調しながら毒牙にかかった女達や若い男共に語ってた感、大!でございましたわ。
え〜っ、これは2001年3月から2001年12月までと2002年の2・4月に夕刊フジで連載された40編と、その他3社で発表された3編、及び書き下ろしの3編の計46編のエッセイとなっております。
若作りのオヤジ、自分に酔ってるオヤジ、丸くなりすぎて若者に擦り寄ってるオヤジ・・・などなど、吉田拓郎、石田純一、キムタクなど例に挙げながら飛ばしておりました。笑えるのはもちろんですが、首を縦に振ってる回数の方が多かったかもしれませんわ(笑)。
で、この連載中、中村うさぎはホスト通いにどっぷりはまっているので、経験を無駄しない、っていうか使った金の元を取るべく『ホストクラブなび』の出版の為、全国津々浦々のホストクラブにも足を運んでおります。
なのでもちろんそのエピソードがチラチラありまして、中村うさぎ内の精神論的な『さびしいまる、くるしいまる。』とはまた違った感動ー【ススキノにメンキャバがある!?・大阪庶民の心の奥には『男らしさ』『女らしさ』という確固としたものがある!?(←改めて気付かされたよ。ちなみに私は大阪女〜)】もございました。
そして巻末に5編、あの楽しいお父上の事も書かれております!やはり【オヤジ】というカテゴリーでは、外せなかったんでしょう。
今回はトイレのドアを青にしたり、自分の作品を自画自賛したエピソードが載せられてます。ってみなさん、青ですよ。トイレのドアを来客が迷わない為に、わざわざ青にしてらしたのですよーー!
・・・やっぱ凄いわ(笑)
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さびしいまる、くるしいまる。 ★★★
(中村うさぎ/2002年/248ページ/角川書店)
2001年の8月から約1年間ホストクラブに通い詰めた中村うさぎの書き下ろしエッセイ。
何故中村うさぎは自分の身を削ってまで、ホスト『春樹』に会いに行ったのか?何故中村うさぎは借金をしてまで、ホスト『春樹』をナンバー1にしたかったのか???等を中村うさぎの内面から解剖してるような作品になっております。今の中村うさぎを知る為には、読んだ方が良い作品ではありますが、ほとんど笑えませんので皆様ご用心を・・・。
プライドが高いがゆえに自分の世界に篭り、その結果寂しさが体の中に充満し、それを吐き出すかのように何かに没頭するっていうか散財する中村うさぎ。
ブランド物を買い荒らしつつも快活な語り口で笑い飛ばしていた過去の多くの作品とは違い、この本は辛い自分をさらけ出すかのように真摯な気持ちで書かれているように思います。なので、かなりハードっていうかいろんな人に賛否両論を与えるものかもしれません。
私は、そうですねぇ・・・。大方は理解できるのですが、書き方によって傲慢にも屁理屈にも感じる部分が少しありました。
お金は血肉を削った代償である事は確かだし、それをどう使おうと他人に言われる筋合いはまったくありません。お金を汚いものだという人は私も苦手ですしね。
ただ自分の中でいつも何かを欲してるものがあって、それが何かを探すためにこれらの行動に出てしまうことに対しては、ビンボーな私には共感しようと思っても出来ませんでしたわ。
高度経済成長の中で中流階級として育ってきた者(といっても私は少し後なのだが)としては、根本の考え方はたぶん似てると思うのですが、同じ血肉を削って得たものの大きさが違いすぎて疑似体験すら出来ないんですよねぇ。まぁ血肉の削り方がお前とは桁が違うわい!と言われればぐうのねも出ませんが(苦笑)。
で、ホストクラブ通いで中村うさぎが得たものはいったいなんだったんでしょうか?
・・・『他者』、そして『自己』・・・。
あ〜んど『愛と資本主義』、『愛か、美貌か、ショッピングの女王4』、『うさぎとくらたまのホストクラブなび』、そしてこの『さびしいまる、くるしいまる。』の4冊の本。
やっぱりただではおきないのが、中村うさぎなのですわね(笑)
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変? ★
(中村うさぎ/2002年/237ページ/扶桑社)→2004年角川書店から文庫化
2001年5月23日号から12月5日号までの約半年間、『週間SPA!』で連載された対談集です。これは
最初は、ブランド物に年間2千万円も遣ってしまう(←しかも前借り)自分の「買い物依存症」に我ながら辟易して、精神科の先生や、同じ依存症を抱えながらも脱却した先輩たちに話を聞き、この地獄から抜け出る道を模索しよう、という意図のもとに始まった企画であった。【本書から引用】
だそうで、そういった方々と一緒に自分(中村うさぎ)の身の上話を明かしながら、面白おかしく(?)しゃべってます。
ゲストは精神科医の和田秀樹氏、作家で躁鬱病の原田宗典氏(2度目だね)、文筆家
で薬物依存症の本橋信宏氏、作家で恋愛依存症(?)の島村洋子氏、作家でエステ依存症(?)の横森理香氏、作家で性的倒錯(?)の団鬼六氏、ノンフィクションライターで摂食障害の尾崎弥生氏、社会学者の宮台真司氏、作家でアルコール依存症の月乃光司氏、作家で女装者愛好癖(?)の松本侑子氏、ホストで水商売愛好者(?)の沢村拓也氏、科学者の苫米地英人氏の12人です。
(?)ってのは、たぶん病的な物を抱えてる人じゃなくて、ちょっとそんな匂いがある、って人に本書でつけた病名だと私が思ったからつけてみました。だから依存症とそうでない人と半々の対談ですわね。
で、正直私は面白くなかったです。依存症は大変だと思うんだけど、依存症じゃない私にとっては感情移入できなかったのよね。そりゃ勉強できるところ、例えば原田宗典氏が
(鬱の時は)もう動けないんだよ。トイレなんか2時間くらいかけて這って行くしさ。全身がだるくて、ここに存在する事自体が嫌。【本書から引用】
等、知っておいたほうがいい事もあったんだけど・・・。やっぱこれは依存症で苦しんでいる人達が共感する為の本かもしれませんわ。
そしてこの連載中、中村うさぎは買い物依存症から、見事にホスト通いに転進しております。詳細はここで大きく語ってませんが、中盤からどっぷりはまってるみたいですわ。この対談で、ある意味病気と向き合うことが出来たのかもしれませんね。
くよくよしてるより、前向いてタンカきってるほうが好きだぜっ、中村うさぎ!
破滅の道でも何でもお供させていただきますわ!(って早く読めよ>私)
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ダメな女と呼んでくれ ★★★
(中村うさぎ/2001年/206ページ/角川書店)→2003年文庫化
2000年12月号から2001年16号の『Chou Chou』と、2000年2月号から2001年2月号の『ザ・スニーカー』に連載されたエッセイです。
『Chou Chou』はHanakoみたいな情報誌なので、20代の女性に対する厳しくて優しいメッセージが多いみたいですね。
例えば『不倫ってのは何も望まない所から始まるのだが、その後執着心ってものが発生し、蟻地獄に落ちていく・・・』とか、
『占い好きの人は「今の自分は本当の自分じゃないはずだわ!」と、いつも人に分析されたがってる』など突っ込みつつ、
『人それぞれ人生色々なんだから、そんなにあせんなくても大丈夫だよ。』ってフォローも入れちゃってます。
『ザ・スニーカー』の方はファンタジーコミック系の雑誌なので、明るく笑えるネタ(←特にうさぎパパの、ケチで呑気な予知能力っぷりが素敵♪)が
多いのですが、今回最終回を迎える事もあってか『成功した人生とはなんぞや?』と、うさぎ哲学を静かに爆発させています。
中で少年犯罪について、テレビに出てくる何者かよくわからないコメンテイターが『なぜ人を殺してはいけないのか?』と問われ、
『君は本当は人殺しなんかしたくないはずだ』と答えてるのに対して、
『笑わせんなよ、おい!本気で殺したいと思ってるに決まってんじゃねーかよ!』
とぶった切ってるのは気持ちよかったですわ。だってその通りだと思うんですもの。
人と真剣に関わらないで生きていくと、そりゃ殺したいほど憎い人間は増えるでしょ。お天道様が自分を見てることなんて全然気づかないで、
自分だけを見つめてるとそうなっちゃうんじゃないかなぁ。でもこれって今、若い人達だけに言えない事だけどね。
そんなヘビーな話の中、中村うさぎは多かれ少なかれ悩みを持ってるであろう青年達に対して『幸せのカタチは人それぞれ。
お金や名声は痛み止めにしかならない。』とちゃんと忠告もしてはります。
【本文引用→人生というのは、じつに「黄金の林檎を求める旅」なのであるからして、その幸せを探す為には自分でボロボロになりながら
探していかなくちゃいけないモノなのだよ。】と、優しい言葉を投げかけてるんですよねぇ。
そうそう、もちろんウ○コネタや、友達のかわいいオバカ失敗ネタもあるのでご安心を。いつもよりテンション低いけど、
そこそこ楽しめますから。
最後に、『あとがき』に書かれていますが、2001年11月の中村うさぎは『買い物依存症』から『ホスト通いの女王様』へと
華麗な転進を遂げられているようです。
新たな『うさぎワールド』の幕開けですね。もちろんワタクシまだ読んでませんので、ちょっと楽しみですわ♪
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人生張ってます〜無頼な女たちと語る〜 ★★★
(中村うさぎ/2001年/285ページ/小学館文庫)
作家の岩井志麻子、斉藤綾子、花井愛子、漫画家の西原理恵子、ライター(女装)のマツコ・デラックス、っていう中村うさぎを超える!?
ハチャメチャな人生を歩んでらっしゃる5人との対談です。読んだ後、自分がめっちゃ小市民で、可愛くさえ思えちゃいますわよ。
まず花井愛子氏。彼女はかつて『少女小説の女王』と呼ばれていたらしいですが、
その後、遺産相続のトラブルやバブル崩壊におもいっきり飲み込まれ、自己破産したそうです。
対談はさほど面白くなかったけど、自己破産を視野においてる方々は2000年発売の
『「ご破産」で願いましては』で共感し、
2002年発売の『女王さまの自己破産確定』
でノウハウを伝授してもらうのはいかがでしょうか?
二人目は岩井志麻子氏。小説を読まなくてもテレビにちょくちょく出てるので、『ミステリアスなエロババ』
イメージは定着してるかと思いますが(小説は、レトロで悲しい女のサガ等をまじめに書いてらっしゃいます。ちょっと好きです)、
やはりイメージ通りの方でした。ここではデブ線とウ○コネタで盛り上がってましたわ(中村うさぎとかなり波長が合うようです)。
三人目はマツコ・デラックス氏。ゲイ雑誌の編集経歴を持つ女装モデルのライターらしいです。
彼女?はかなりデブってらっしゃって(写真が載ってるの)、デブの苦悩や夢を語ってましたわ。面白くなかったけどね。
四人目は西原理恵子氏。
『まあじゃんほうろうき』(←麻雀知らないから読んだことない)や
『毎日かあさん』
(←SGA屋伍一さんに教えてもらいました)
など書かれている有名な漫画家さんです。
ここではまだ離婚していない旦那さん(鴨志田穣氏−戦場ジャーナリスト)や子供達との生活も話してますが、一番驚いたたのはお金に関する話。
税金踏み倒して、税務署と戦う!なんて凄いですよ。やっぱギャンブラーは考え方が違うんですわね。
五人目は斉藤綾子氏。『愛より速く』
や『ルビーフルーツ』
など、実体験さながらの激しい性描写のある小説を多く書いてらっしゃるようです。
エロイっていうんじゃなくて、動物のように本能のまま生きてるような人に感じましたわ。岩井志麻子が陰なら斉藤綾子は陽だね。
最後の締めくくりとして、出版社の方(たぶん女性)との対談があります(5人との対談はこの編集者と3人のトークとなってます)。
中村うさぎも凄いと思ってたけど、それ以上にパワフルな人って、たくさんいるんですねぇ。かなり衝撃ものでしたわよ。
やっぱ人性張んなきゃ、この領域に達する事は出来ないのかも。
ある意味、皆さん(マツコ・デラックス以外)に尊敬です。
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屁タレどもよ! ★★☆
(中村うさぎ/2001年/225ページ/フィールドワイ)→2004年文芸春秋から文庫化
世間の皆が『あいつ、ばっかじゃない!』とつい声を荒げてしまうような42人の芸能人を、ばっさばっさと切りまくっている悪口エッセイ集。
ただ2000年5月から2001年3月に『夕刊フジ』で連載されたものと、2000年の1月『週刊朝日』、2000年3月『週間女性』に書かれたものなので、
少しネタ的に古かったのが辛かったかですわ(悪口言われる芸能人なんだから、消えてって当然なんだけどね)。
ではここで登場する芸能人達のラインナップを紹介しましょう。ちなみにカッコ内はワタクシの意見でございます。
デヴィ夫人(しぶとくまだ出てるね)・
高見恭子(ぶりっ子が気持ち悪い)・ 中村江里子(イヤミなお嬢様)・
小柳ルミ子(ああいうおばさんにはなりたくない)・
今井美樹(山下久美子からだんなを奪った笑顔が鼻につく女。嫌いだ)・
小渕優子(真のお嬢様)・ビビアン・スー(過去の人)・村上里佳子(なんか偉そう)・
泉ピン子(がんばって成り上がった大阪のおばちゃん←一応ほめてます)・
鈴木あみ(今さらあんたの歌は聞きたくない)・ 水前寺清子(ふ〜ん)・
内田春菊(知らない)・花田夫妻(哀れだね)・
女盛りゲザデレタ[林寛子/大場久美子/沢田亜矢子/あべ静江](どうでもいい)・
君島十和子(がんばってる姿が痛々しい)・林葉直子(忘れた)・
山本譲司議員(忘れた)・奈美悦子(病気の原因がわかってよかったね)・
倉木麻衣(学校卒業してがんばってるねぇ。今の曲のほうが好きだよ)・
水沢アキ(どうでもいい)・川崎カイヤ(どこいったのかなぁ)・
近藤さと(エロイだけだったりして)・南美季子(化粧が濃い)・
高塚光(知らない)・久本雅美(別に)・清水由貴(普通のおばちゃん)・
北川悦史子(時代遅れの脚本家)・松田聖子(はっちゃけてから好き)・
堀ちえみ(賢くないかもしれないが、いい人そう)・
橋田寿賀子(好きにしてください)・田村亮子(柔道だけがんばってくれ)・
花田ファミリー(貴乃花以外、哀れだね)・三田佳子(ふ〜ん)・
小池オリコン社長(どうでもいい)・山田まりや(もっとどうでもいい)・
由美かおる(森光子に通じるばけもの)・和田アキ子(最近うざい)・
CM子役(ちょっと可哀相)・飯星景子(賢いけどあの宗教の事は忘れてないな)・
華原朋美(電波少年に感謝だね)・広末涼子(過去の人)・
叶姉妹(お姉さんが特に好き)
芸能人のゴシップ記事に、めちゃくちゃ興味が無い私でも、これだけの暴言が吐けてしまうラインナップとなっております。本当濃いメンバーだわ。
中村うさぎは『老婆心ながら、一言申し上げさせて頂きます』って感じでつっこんでおりますので、 今回の私のレビューはほとんど参考になりませんが(←申し訳ない)、
そこのワイドショーが好きなあなた!きっと共感して頷いていると思いますわよ♪
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うさぎの行きあたりばったり人生 ★★★★★
(中村うさぎ/2000年/159ページ/マガジンハウス)→2002年角川書店から文庫化
中村うさぎの半生記を、1960年代から2000年までの時代背景と重ねながら語っております。
それにかばんや靴や服(もちろんブランド)の写真も載せられております。
中村うさぎを知る為には、必ず読んだ方が良い一冊かもしれませんわよ。
本にも書かれてますが、中村うさぎの波乱万丈伝説を少し紐解いてみると・・・
1958年生まれの中村うさぎは九州博多で生まれ幼少期を過ごす。小学校3年生の時お父さんの転勤により
横浜に引っ越し、都会に追いつけ追い越せ!で愛くるしい笑顔を写真に収めるのであった。
そんな高度経済成長期の1960年代も終わり、オイルショックで始まった1970年代の中村うさぎは、
高校3年までの約10年間、『太宰治』や『ベルばら』に影響されながら女王様の気品を養っていくのである。
大学は父親の転勤のせいもあり京都の同志社大学に進み、大阪のボケ突込みを習得しながら
地味なキャンパスライフを送り就職するが、普通のOLになじめなかった中村うさぎは、
この時はやったコピーライター(例:糸井重里・林真理子など)に転職するのだった。
数年経ち、またまた父親の転勤についていくように東京に引越し、バブル絶頂期だった1980年代を
文筆業に携わりながら独立し結婚し離婚し、波乱万丈な結婚生活を終えるのだった。
そしてバブルが翳りを見せだした1990年初め、ジュニア小説『ゴクドーくんシリーズ』
がヒットしたのをきっかけに中村うさぎは買物依存症に突き進んでいくのであった。
簡単にまとめるとこんな感じだが、同世代の女性としては(前後10歳は同世代だろう。ん?)
ピンクレディーの曲が流れれば一緒に歌って踊れる赤の他人のように、
時代と自分と中村うさぎを重ねて赤面してしまう貴重な一冊なのには間違いない!ですわ
(←ちょっと言い過ぎたよ)。
まぁとにかく、バブルを経験した人もそうでない人も『私だけじゃなかったのね・・・』
と赤面しながら笑って中村うさぎワールドにはまってくださいませ。変な奴だけど、
きっと彼女の事好きになるよ。
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